「安売り」について思うところを赤裸々に語ります。【セットで使う5つの戦略】
個人ビジネスをするなら
安売りは悪手!!
とはよく言いますが、
ぶっちゃけ安売りってどうなんですか?
安売りは悪ですか?
絶対に安売りしちゃダメですか?
結論からいうと
「使い方による」
が僕の答えかなと思います。
本記事では安売りについて思うところを
赤裸々に語ろうかなと思います。
「安売りは悪」の典型例
とりあえず今月も
利益出すために商品を出さないとな・・・
↓
リサーチについての商品をだそう!
↓
(準備、ノウハウ蓄積で2週間)
↓
(設計・執筆で2週間)
↓
相場通り1980円スタートで
4980円まで値上げで販売開始!
↓
100部売れた!やった〜!
↓
売上35万!
決済手数料、アフィ報酬など
差っ引かれて利益288,000円!
みたいな。
なんの戦略もなく安売りするパターン。
これ何が悪いかって
割とたくさん売ってるのに
利益が薄いんですよね。
ぶっちゃけ個人でやってるなら
30万程度で十分生きていけるので
いいかもですが、
例えば上記の利益を出すために
30日間、毎日8時間働いてたとすると?
時給換算1200円です。
僕がインターンしてた時の時給と同じです。
1980円スタートで
100部販売するということは、
最低でもフォロワーは
1000人はいるはずです。
2000人いてもおかしくありません。
界隈では中級者といったところでしょうか。
正直それくらいの実力者であれば
頑張れば5万円の売り切り商品を作れます。
5万円の商品を作れるなら
たったの6部売るだけで月30万円です。
これくらいならうまく仕組みを作れば
ローンチなしで毎月売れるくらいの数値です。
もっと言えば30万のコンサルを
1本売ってもいいです。
発信次第では
逆オファーで埋まりそうです。
こっちのが楽ちんじゃないですか。
たくさん売ってるにも関わらず
労力に対する利益が見合っていない
これが「安売りは悪手だ」
と言われる所以です。
じゃあ安売りって
どんな風に使えばいいんでしょうか?
「安売り」は他の戦略とセットで使え
他に強みがあったり、目的があったとき
初めて安売りが活きてきます。
安売りとセットで使える
強み2つ、戦略3つを紹介します。
- 原価率に強みがある
- 回転率に強みがある
- FE & BE戦略
- 認知拡大戦略
- ターゲティング戦略
①原価率に強みがある
「えるさん、インフォビジネスなんだから
原価は0円だよ(笑)」
なんて言わないでください(笑)
インフォビジネスでも原価はかかってます。
あなたの人件費です。
個人事業をしていると
自分の人件費を忘れがちですが、
これもきちんと考慮しないといけません。
先ほどあげた例では時給1200円でしたが、
こんなのはどうでしょうか?
「ノウハウ溜まってきたから
コンテンツ作るか!」
↓
「5分で目次だけ作って動画撮ろ!」
↓
(60分の動画を撮影)
↓
15分でレター書く
↓
10分でメルマガ書いて流す
この流れで
さっきと同じ30万の利益が出るなら
所要時間1.5時間なので
時給10万円の数値が出ます。
ヘタな高単価商品よりも
原価率はいいです。
こんな感じで原価率に強みがあるなら
安売りでも通用します。
ちなみにわっきーさんは
ガチでこれくらいの時間配分で
1万円のコンテンツを販売していました。
数万リストはいるであろう
メルマガに流してたので、
時給換算したら100万以上は
出てたんじゃないでしょうか?
また、インフォビジネスに
限ったことではありません。
マックのポテトは原価16円程度ですし
コーラにいたっては原価0円です。
実店舗で成功してるところも
原理は一緒です。
②回転率に強みがある
塵も積もれば山となる
1つ1つの利益が小さくても
回転率よく積み重なれば
大きな利益に繋がります。
一般的なビジネスにおける回転率
┗どれくらいのスピードで
在庫を仕入れて捌けるか
コンテンツビジネスにおける回転率
┗コンテンツをどれくらい
大量生産、大量販売していけるか
つまりコンテンツビジネスにおいて
回転率に強みがある状態というのは
- チーム体制ができている
- 記事が大量に書ける
- フォロワーが多くて大量に売り捌ける
- リストが多い
- アフィリエイト紹介してくれる人が多い
といった状態です。
薄利でも多売できる体制が
整っている場合、
安売りは効果的になり得ます。
ただノウハウのマニュアル化、
人材採用、質の悪い顧客が増えるなど
難易度が高いため真似をしにくいです。
基本的には超大手アカウントや
Amazonのような大企業がとる戦略です。
③FE & BE戦略
バツンと利益の出せる
BE(バックエンド)商品を
用意できている場合も、
FE(フロントエンド)商品としての
安売りは効果的です。
こうした戦略を取る場合の
FE商品の役割は下記のようなもの。
- 見込み客の集客
- 財布の紐を緩める
- BE商品の購買意欲を高める
「ビール2時間飲み放題が破格の500円!」
という広告に釣られて入店。
せっかく居酒屋きたしつまみも頼もう。
飲み始めたら食欲解放!
たくさん飲むために
たくさんつまみも頼んで・・・
お会計一人5000円!!
みたいなイメージ。
「ビールの飲み放題」がFEとなって
見込み客を集客しつつ
財布の紐も緩めつつ
「おつまみ」というBEの
成約率を高めています。
コツとしては
✔︎FEとBEで一貫性を持たせること
✔︎FE単体でも満足させること
✔︎FEで生じた負をBEで解消すること
「ビールの飲み放題」のBEは
「オリジナルTシャツ」ではなく
一貫性のあるおつまみにすべきだし、
FEは発泡酒よりも美味しい生ビールを
接客良く提供し、満足してもらって
さらにたくさん注文してもらうべきだし、
ビールの飲み放題で生じる負は
「なんかつまみたい」です。
この3つを意識した設計をすることが
ポイントかなと思います。
僕も以前FE商品としてBrainを出しました。
もちろんこれ単体でも辛口評論家さんから
高い評価を得られるほどの
コンテンツに仕上げました。
BEではFEとの一貫性が出るように、
ロードマップを実行していく上で
役に立つTipsや
つまずく部分に関するノウハウの提供、
実行していく上で出てくる悩み事(負)を
壁打ちしながら解決していけるような
サポート体制をつけて販売しました。
(BEは現在販売終了)
✔︎FEとBEで一貫性を持たせた上で
✔︎FEだけでも高い評価を得た上で
✔︎FEの負を解消する
そんな設計にして割とうまくいきました。
こんな感じでFE & BE戦略での安売りは
とてもアリかなと思います◎
④認知拡大戦略
数年間のビジネス経験と
大きな実績をもった強アカウントが
最初にとるような戦略です。
高単価でも耐えうるクオリティの商品を
あえて安価で提供することによって
初学者〜上級者まで幅広く
自分の実力を証明したり
信頼を獲得する手法です。
明確な目的がある場合も
安売りは効果的になり得ます。
⑤ターゲティング戦略
テーマやターゲットによっては
安売りするより他ない場合もあります。
テーマの専門性が低くなるにつれて
価格は下げる必要があります。
ターゲットのレベルが低くなるにつれて
価格は下げる必要があります。
「Twitterアフィで月3万稼ぐ方法」
のような商品を出すとします。
- 完全無料でできる
- 140文字完結の小手先の文章術
- マーケティングの全体像が
分からなくてもOK
となるので、ターゲットは
1円も稼いだことがない初学者になります。
高単価にしても元がとりにくいですし
何より購入のハードルが上がるので
安売りすることが最適解になります。
逆に「広告運用での商品販売」のような
上級者向けのコンテンツを低単価で出すと
”価値が低いのでは”と思われて売れません。
結論、安売りは悪なのか?
安売りはそれ単体だと
戦略ではありません。
安易な差別化として使うのは悪手です。
- 原価率に強みがある
- 回転率に強みがある
- FE & BE戦略
- 認知拡大戦略
- ターゲティング戦略
これらの強みや戦略がある場合にのみ
活きてくるのが安売りです。
とはいえ・・・
最初にもチラッとお話しした通り、
低単価のコンテンツを100部くらい
売れる実力がついてる中級者以上は
”5万円以上の高単価商品”を
持っておくだけで月30万円くらいなら
エバーで回せるようになります。
ローンチをした月は
100〜200万といった利益も
十分狙えてきます。
そんな高単価商品を設計していくための
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楽しみにしててください!
それでは。