「情緒的価値」で差別化する1つの方法【自己ブランディングの基礎】

最近、ビジネス系の発信者増えましたよね。
もうTwitterなんか発信者しかないくらいで、うんざりするほどの人が似たような情報を発信してます。
そんな中、今後の1つの勝ち筋として存在するのが「情緒的価値」を押し出した発信ですね。
ビジネスにおいて価値には「機能的価値」と「情緒的価値」の2種類があります。
なんてことは、いまどき童貞でも知っています。
機能的価値は「役にたつ」とか「勉強になる」みたいな価値で、情緒的価値は感情的なものですーっ☆☆☆
みたいなどうでもいい議論は置いておいて「みんなやってなくてもったいないな」と思う情緒的価値の出し方。
つまり、機能的価値以外で差別化できる「ブランディングのコツ」があるので、今日はそのお話をします。
ちなみに僕は機能的価値の定義が〜みたいな細かな議論は好きじゃないしどうでもいいと思ってるので、僕の考えに異論がある人は自分のSNSで呟いていてください。
なお、今日のお話は地雷屋さん(@ziraiya01)の提唱する「四観」の概念を使うとより深く理解できるので、後半ではそこも深ぼろうと思います。
※四観とは地雷屋さんが提唱する「人間理解」の自己分析ツールです。人間の価値観を4つのタイプにわけて考えます。
「生き方」を「稼ぎ方」を一貫させる
ライフスタイルや価値観を発信する
「情緒的価値=おもしろさ」みたいな捉え方がされることが多くあります。
その結果、ビジネスのための記事なのにボケが多すぎて、内容が入ってこないボケの渋滞が起こることがあります。
はい、こういうやつですね。たまにならいいですが、多くなるとウザくなります。
でも、もっと情緒的な価値として大事になるのが「ライフスタイルや価値観」だと思います。
2019年ごろにビジネス系YouTuberが伸びていました。
- やまもとりゅうけんさん
- マナブさん
- 迫さん
- イケハヤさん
このあたりが有名どころですかね。
彼らは多くの「信者」を抱えており、彼らが「プログラミングだ」と言えば信者は数十万円のプログラミングスクールに申し込み、彼らが「ブログだ」と言えば信者はサーバーやドメインを契約して似たようなブログを量産しました。
もちろん「NFTだ!仮想通貨だ!」と言えば、大金を電子ゴm….仮想通貨に突っ込みます。STEPNといかいう高額な万歩計も購入します。
僕もそのうちの一人、マナブ教の信者でした。
もちろんプログラミングスクールに入ったし、なんならエンジニアとして1年間インターンをしたし、ブログも契約しました。Twitterを始めたのも彼の影響です。(そのおかげで今、合計で数千万稼げてるわけですが…)
なぜ僕がそこまでマナブさんに惹かれたか?
それは、彼の生き方と価値観に惹かれたからです。
彼は物価の安いタイの田舎に引きこもって、月5~10万程度で生きるという省エネ主義でした。
自分は省エネを貫きながらブログで文章を書いて稼いだり、日本の高単価なエンジニア案件をとって「ストレスのない生活」を体現していました。
質素倹約・ストレスフリー・自由
そんな生活をときにはVlogにして流していました。
彼の稼ぎ方は「積み上げ」という言葉が最もよく特徴をとらえています。
出費を減らしつつ自分はコツコツ毎日記事を書いたりスキルを磨いたりして「積み上げ」ます。すると、長期的には暇でお金持ちでストレスフリーになるわけです。
起業=ゴリゴリとリスクをとって頑張る!
そんな固定観念を持っていた僕には、とても魅力的に写りました。
ここまで読んで「だからなんなの?」って思うかもですが、これが「差別化」につながってきます。
「目的の教育」と価値観の発信
「6つの教育」はご存知ですか?
ない方は一旦ググってください。
簡単にいうと「集客→教育→販売」というビジネスの基本的な流れの1つで、顧客教育には下記の6つの要素は最低限入れようね!ってやつです。
このうち「目的の教育」において、読者の理想の状態を自分が体現していることを伝える必要があります。
まぁビジネス系だと「時間もお金もありまっせー!!」って伝えることが多いです。
メルマガとかだと楽しそうな旅行の写真とか、商品が売れてお金が生まれている写真とかよく見せつけられること多いです。
それは「理想の状態」を読者に見せるためなんですよね。
ビジネス身につければこんな状態になれるよ!って伝えるためです。
でもでも、理想の状態って人それぞれ違うんじゃないかって思うんです。
つまり「ゴリゴリ稼いで億万長者!俺はずっと上を見る!!!」みたいな野心のあるタイプの人と「生活に困らないお金+αをストレスなく楽に稼ぎたい…」みたいな僕みたいな人で、同じ訴求がささるとは限らないですよね。
ぼくなんかだと、余暇なんてアマプラとネトフリとYouTubeで十分。あとは恋人とデートしたり(とはいえ月2回とか)、ジムやサウナいったり。
ジムなんてchocoZap月2980円だし、サウナも月2回とかです。
外食たまに行っても、恋人と合わせて1万円とかです。旅行も1人5万あれば十分です。もちろん数ヶ月に1回なので問題ないですね。
家賃は6万円で7畳あり、大阪のわりと便利な場所に住めます。
控えめに言って月15〜20万あれば”充実して”生きていけます。(たぶん節約すれば15万円以内に抑えれます。)
今はビジネスに自己投資・設備投資もしてるんですが、それでも収入は最低30万円あれば赤字になることはありえません。
「あ、それいいな」って思った人いませんかね。
「億万長者になってタワマンに住む!」みたいなのよりも、こっちのほうが魅力的に感じることだってあるはずです。
これって一種の「ブランディング」であり、差別化になると思いませんかね。
周りに合わせて似たような訴求をして、似たような商品を作るよりも
こういう生き方がしたいから、こんなビジネスして体現してます!僕がこんな生活を実現できるようになったやり方を解説した教材です。
みたいな方が魅力的だと思うんです。
四観とライフスタイル
僕がこんなことを考えるようになったのは、四観という概念を知ったからです。
ここからは興味がある方のみ読んでください。
この概念では人間を「猛・活・和・理」の4種類に分けています。
ビジネス系の人は「猛」が結構いる気がしていて、とくに今のSNSビジネスの流れの源流を作ったわっきーさん(@wakki131313)が「猛」なこともあり、その価値観が広く広がってる気がします。
だからこそ「ガツガツ稼いで月収100万!」みたいな訴求が多いんですかね。僕は昔からなんかガツガツしたのが合わなくて違和感を感じてました。
僕は「和タイプ」なんですよね。だから「別に月収100万目指さなきゃいけないわけじゃなくない?」とか思っちゃいます笑
引きこもって平和に稼いでいきこう。ストレスなくやろう。みたいなのが、ぼくのタイプには刺さります。
そして僕が追いかけたマナブさんもおそらく「和」です。
まぁ簡単にいうと「価値観が違えば理想の状態も違う」ってこと。
理想の状態が違うのに同じ訴求してもダメですよね。
たとえ機能的価値が同じものであっても「自分に合った生き方とそれに一貫した稼ぎ方」が提示できれば、大きな差別化になります。
ビジネスっておもしろいですよね。相手が人間なので「人間理解」が露骨にビジネスに生きてきます。
こう言った「一見すると売上と無関係なこと」が回り回って生きてきたりするんですよね。
それでは!